病院の敷地に有る広さ19,780㎡の果樹園には約500本もの果樹を栽培しています。西洋農業発祥の地、七飯町名産のりんごをはじめ、さくらんぼ、プラム、桃、ブルーベリー、 ぶどう、なし、プルーンなど多くの収穫物が採れます。
入院中の方々や家族の方も果物狩りを楽しむことが出来ます。

園芸グループの患者さんの頑張りのおかげでなるかわ病院の花壇は毎年、きれいなお花でいっぱいです。メンバーさんもスタッフも、ガーデニングのプロに負けないくらい、 日々、勉強しながら頑張っています。
種から花を育てたり、花壇のレイアウトを話し合ったり、庭作りから花植えまでいろいろなことに取り組んでいます。
「きれいな花壇ですね。」と声をかけられることがメンバーみんなのパワーとなっています。

ごはんを作ること、食べることは日々の暮らしの大切な営みです。献立を話し合い、スーパーに買い物に行くなど、実生活により近い経験を積み、仲間と楽しい時間を過ごしながらいろいろな料理にチャレンジしています。
いくつもの調理グループがあるので、料理初心者の方も安心して楽しむことができます。

若い方から高齢の方まで季節に応じた馴染みのある活動を行っています。
活動内容として、屋外では園芸や果実狩りなどを行います。屋内では野菜や果物の収穫物の調理や、小豆の選別など様々な作業を行っています。
実際に収穫した野菜や果物に触れることで、以前家庭で行っていた調理や農作業をされていたことなど、その当時のことを思い出し、懐かしがられることもあります。
参加者の皆さんは、お話をしながら和気藹々と楽しく参加されています。

病室を離れ、作業療法室で毎日、自身が希望した作業を行っています。
内容は、カラオケ・手芸・タイルモザイク作り・音楽鑑賞・楽器演奏・読書・書字・描画等、各々、思い思いの時間を過ごしています。
参加されている方々の中には、入院前に行っていた趣味を継続することで安心感を得たり、新たな特技の発見が自信につながる場合もあります。
病室から作業療法室へと環境が変わり、楽しみの時間や集中して作業を行える時間を過ごすことで、充実感や気分転換が得られ、 毎日、作業療法室には、この時間を楽しみにされている方で賑わっています。

病棟内では毎日のようにレクリエーションやリハビリ体操、手工芸などを行っています。

当院の年初めはもちつき大会から始まります。昔なつかしい、杵や木臼を使用し、力強いもちつきと威勢のいい合いの手で毎年、年初めは病棟がにぎやかになります。
自家栽培の小豆を使ったあんこやきなこなどで食べ、皆さんは自然と笑顔になり、温かい新年を迎えます。

毎年6月末に院内グラウンドで運動会が行われます。患者さん・スタッフ共に紅白に分かれて玉入れや応援合戦、パン食い競争や丸太切りなど様々な種目で競います。
また、毎年、大学のチアリーディングも応援にかけ付けてくれます。患者さんとスタッフ全員が一丸となり、優勝を目指して頑張ります。

なるかわ病院の全体が一丸となって取り組むビッグイベントが「夏祭り」です。手作りの屋台村には本格的なたこ焼き・焼きそば・ポン菓子等の模擬店が軒を連ねています。
また、近隣のボランティアの方の協力を得て、よさこいソーラン・太鼓演奏・盆踊りなどのたくさんの催しが開催されています。
毎年、多くの地域の方が一緒に参加し、病院と地域との交流の場となっています。

夏、秋の年2回行われる収穫祭は、太陽をいっぱい浴びて実った野菜、果実をみんなで楽しむお祭りです。
夏はゆでとうもろこし・芋の塩煮・しそジュース等、秋は石焼いも・とん汁・りんごジュースと 旬のものが一斉に並びます。
皆さん、おいしいものを食べると自然と笑顔になっています。

秋の文化祭は各病棟の患者さん、スタッフが力を合わせて作品作りや舞台発表、練習に取り組みます。
手作りの小道具や衣装・ダンスを披露し、ボランティアの方々にも参加していただき、みんなで協力し合い、楽しむお祭りです。
他にも茶道体験や模擬店などの催しもあり、病院でできた野菜・果物を使用し、焼いも・ジュース・スープを食べることもできます。